会社概要

会社名 Faraday Factory Japan 合同会社
設立 2011年7月
代表者 Sergey Lee
Mail info@faradaygroup.com
事業内容 高温超電導線材(HTS Tape)の研究開発、製造販売
所在地 【本社】
〒192-0032
東京都八王子市石川町2956-6 FINEビル1F

【橋本事業所】
〒252-0132
神奈川県相模原市緑区橋本台2-3-19
TEL:042-707-7077

【R&D部門】
〒252-0243
神奈川県相模原市中央区上溝1880-2
さがみはら産業創造センター(SIC-3)
TEL:042-707-9196

【化学部門】
〒252-0243
神奈川県相模原市中央区上溝4487-6
テクノイースト(株)内

【座間工場】
〒252-0003
神奈川県座間市ひばりが丘5-12-15
TEL 042-649-2325
FAX

代表挨拶

CEO メッセージ

 2023年7月14日 弊社は創立12周年を迎えました。12年で干支が一巡すると考えられている東洋の伝統に従えば、我々もようやく一周することができました。人間の基準では12年は非常に短い期間でありますが、企業の存続期間としても同様です。
次世代の高温超電導線材を含むハイテクノロジー分野において、事業を展開するスタートアップ企業として、この12年は重要な時期であると言っても過言ではありません。ほとんどのスタートアップ企業は、この期間に姿を消して行き、さらに、業界で主導的地位を占めるのはごくわずかであると言われています。そして、私たちの会社はその中に含まれているものだと自負しています。
 財務指標、売上拡大、格付けなど、企業の評価には様々な基準がありますが、全ての部分において弊社のパフォーマンスは高評価にあてはまると考えています。
私は創業以来代表として従事する中で、この成功の本当の理由と、そして表に出ない側面を知っています。

 弊社のバックボーンとなるのは、1980年代後半から1990年代初頭の「超電導ブーム」の始まりを実際に目にした、大学や研究機関で働いた人々です。当初は、この超電導の現象の実用化の難しさ、材料をそろえることの困難さに失望することもありました。しかし、先に進むことを決意した研究者たちは、政府の資金援助の削減や企業における超電導部門の縮小という状況のなかにおいても、開発への情熱を抱き続けました。
今、この場に立って、この情熱を理解し、成功を信じて下さった方々に心から感謝を申し上げます。

 創業以来、弊社は独自の経営スタイルを維持しています。それは、すべての重要な決定は迅速、柔軟に、そして可能な限りオープンに行うということです。このことが、弊社の発展理由でもあると考えています。

 弊社では、経験豊富な従業員に加え、若い年齢のマネージャーやエンジニアチームが活躍しています。人材の採用に関しては、外国人スタッフも増えて、現在は8ヶ国のスタッフが在籍しています。と同時にパートタイムのスタッフは、学生、子育て中の主婦、退職者の方などが各々の都合を考慮した柔軟なスケジュールで働いています。このような取組みにより、スタートアップ企業が直面する人手不足の問題を解決することができていると考えています。

 そして、長年お取引いただいているサプライヤー、機器・材料メーカーの方々に深く感謝いたします。新しい分野での操業においては「標準装置」という概念がないため、ほぼすべての装置や生産設備は特別注文となり、専門的で高度なものに特化しています。
 また、あらためて、弊社の製品の品質を信じ、各プロジェクト実施のために弊社の製品を選んでくださるお客様に心より感謝申し上げます。私たちは、設立時当初から現在に至るまで、お客様のニーズにお応えする線材を提供しています。そして、少量であっても、お客様のプロジェクトでの必要量に合わせてご用意させていただいています。
私たちは、常に装置の改良と製品の品質改善に努めています。

 現在、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の国家プロジェクトに参画しています。このことで、より長期的視点で研究開発をすることができることに感謝しています。
再生可能エネルギーに関する社会的需要、二酸化炭素排出量の最小化、および持続可能な開発に向けた取り組みも超電導線材の大幅な需要につながることは間違いありません。

 最後に、弊社の展望といたしましては、過去数年間で築き上げた実績を維持することが主な課題であると言えます。これは単に現状維持ということではありません。
 昔、科学の教官が好んで口にしていたルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」からのフレーズ「その場に留まるには全力疾走をし、どこかに行くにはその2倍の速さで走る必要がある」を思い出します。

私たちは、たとえトップになったとしてもその場に留まることなく、全力疾走し、より速く走り続けてまいります。

 Faraday Factory Japan CEO リー・セルゲイ

投資家向け情報

 高温超電導体(HTS)は革新的な技術であり、世界中で開発が進んでいる小型核融合や電動航空機、高温超電導機器の実用化を推進する技術であり、ゼロ・カーボン経済へのエネルギー転換の骨格となるものです。かつては、高温超電導線材(HTSテープ)の生産量は少なく高価でした。しかし、現在その状況が変わりつつあります。過去5年間で高温超電導線材の価格は半分になりました。
 今後さらに超電導線材の需要は飛躍的に拡大していきます。この研究開発が進むことにより、エネルギー、輸送、医療などがさらに発展し、この技術は2030年までに10億ドル規模の市場につながるでしょう。
 私たちFaraday Factory Japanは豊富な実務経験に基づき、最先端の高温超電導線材を生産する最大級の工場建設を計画しています。そのことが様々なゼロ・カーボン経済への革新的なプロジェクトを推進する一翼を担うものと考えています。

本社

〒192-0032
東京都八王子市石川町2956-6 FINEビル1F
TEL:042-649-2325

拠点情報

橋本事業所

〒252-0132
神奈川県相模原市緑区橋本台2-3-19
TEL:042-707-7077

R&D部門

〒252-0243
神奈川県相模原市中央区上溝1880-2
さがみはら産業創造センター(SIC-3)
TEL:042-707-9196
 

化学部門

〒252-0243
神奈川県相模原市中央区上溝4487-6
テクノイースト(株)内

座間工場

〒252-0003
神奈川県座間市ひばりが丘5-12-15